連載コラム
『あるマンション販売会社と建築会社との闘いの記録』
(管理組合コンサルタント業をはじめた訳)
第四回
◆第一期目から97万1762円もの赤字に!
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●定期総会資料として管理会社が配付した決算報告書と
予算計画の杜撰な内容!
5月14日に管理会社から各戸に配付された定期総会資料の決算報告と予算計画には驚くべき事が書かれていた。
第一期目から97万1762円もの赤字が発生しているのだ。赤字の原因は駐車場の収入不足。
満車であれば300万円の収入があるはずが半分も埋らなかった結果、99年度は約180万円の収入しかなかった。理事会でも担当者S氏に何度か「設立総会開催までの駐車場などの管理業務や会計内容」について質問していたが具体的な回答はなく、はぐらかせされてばかりだった。私は、総会直前の理事会を私用で欠席しなければならなかったたので、個人名の質問状を管理会社宛に出すと同時に各戸に配付した。けれども、総会前々日の6月4日に送られてきた回答書には管理会社の責任については一言も書かれていなかった。そして6月6日大荒れの定期総会を迎えることになった。
●管理報酬の二重取りが発覚!
決算報告も、予算案も否決された定期総会!
町会会館で行われた定期総会には多くの住民が参加した。M鉄不動産管理のS氏が総会議案書の決算の部分から説明を始める。最後にS氏もやや緊張して今期の赤字が97万1762円なったことを話した。その後第一期の決算に対する質疑応答が始まったのだが、住民からの質問が相次いだ。第一期目からの赤字発生を招いた管理会社の責任を求める声。駐車場未契約の理由を入居者の非協力という言い逃れへのブーイング。そして、追及は高額な管理委託報酬にも及んだ。
M鉄不動産が作成した管理委託費用の細目によると、毎月の必要経費と言える管理原価が35万8120円。管理報酬として、一般管理費(対原価の12%、4万2974円)と管理報酬(対原価の5%、1万7906円)の2項目があった。この2項目の内訳に対する質問にたいし、S氏は「一般管理費は事務&経理社員以外の社員と管理会社役員の人件費と役員報酬」「管理報酬は純然たる利益」と答えた。一般的には企業は会社の利益の中から役員報酬などを捻出すると思うのだが、この管理会社は契約する管理組合にその費用を出させるというとんでもない発想の会社らしい。臆面もなく答える管理会社の態度に皆が苛立ちはじめ、理事会への不満を述べる人もあり総会は非難と怒号が飛び交い騒然となった。決算案は当然の事ながら否決された。決算が否決されたため、予算案も否決された。
(以下次号)
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